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2010年 02月 15日
こんばんは。
身体の調子は悪くとも時は進む。残酷なものです。 少々哲学っぽくなる話をば。 僕はよく死に対して肯定的、いわば受け入れるような発言をしています。少なくとも表面的には自分でも思っていることではあります。生物の本能がある深層部分ではどうか分かりませんが。 ただ、それでは少しばかり疑問に思う事があるんですよね。 僕はホラー小説、ホラー映画に恐怖を覚えます。誰かが死ぬようなアクション映画では恐怖を覚えないにもかかわらずです。 つまり他人の死を恐れているわけではない。ようはホラーの中身が自身に降りかかったと想像して恐怖を覚えているのでしょう。 言い換えれば自己の死を恐れていることになる。 つまり僕は矛盾を抱えているのではないか? と。これが疑問の中身です。 矛盾を解く答えは幾つか思いつきます。 例えば、未知への否定。今まで得た知識、本能で理解できないものを認められない。分からない故に恐怖する。つまり死への恐怖とは別物であること。 例えば、痛みからの逃避。往々にしてホラーの中身は痛みが伴います。肉体的な痛みもそうですが、精神的な痛みを受けたくない。故の逃亡。つまり結果である死亡に恐怖を覚えるわけではなく、仮定である痛みに恐怖している。 例えば、連続性の喪失。日常が続くことを望むからこそ、その日常を壊されることへの忌避。故の恐れ。死を望むのは日常を最後の日で固定するという発想の元に成り立つと仮定した場合に行き着く考え。つまり死ぬ為に日常が壊される死に方を恐れている。 ……他、考えればまだあるかもしれない。 複数挙げたものの、どれが正解なんて辿り着くことはできませんでした。自己の分析は難しいです。 性根が歪んでいる人間でなければ分析も簡単に済み……あるいはその必要性すら存在しないのかもしれませんね。
by naoya0320
| 2010-02-15 23:44
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