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2008年 02月 24日
こんばんは。
少々眠いですが、その程度でこの更新を諦めるほど愚かではありません。約十ヶ月ほど毎日更新(少々裏技有り)したのに、一日途切れさせるのは勿体ないです。 葬式会場は冠婚葬祭を賜っている会場だけあって、さすがに従業員の手慣れている雰囲気は伝わってきます。 ですが、線香の匂いと消臭剤の匂いとがぶつかり合い、どこか鼻につく臭いとなって少し木に掛かりました。 さらにその匂い群の中で一つだけ不思議に感じた物がありました。 死臭と似ているが別の匂い、どこか現実離れしたような印象を受けた匂いをほんの僅かですが感じた気がします。 例えるなら、幽界の匂いが一番近い気がします。もはや感覚の域なので理屈ではなく、何となくそう思っただけです。 そしてその匂いを感じたとき、重みがのし掛かり頭がちりちりと焼かれるような痛みを受けました。 あれは一体、何だったのか? まあ、一般的結論としては、『僕の気のせい』で済ませば一番楽ですし、可能性としても一番高いです。 ですが、別の不思議な現象と考えた方が面白い――そう思ったので、何となく書いてみました。 と、前座は置いておき。 死人を間近で見るのは初めてでした。 まるで死人の付近だけ全てが止まったように、空気の流れを感じません。呼吸をしていないのだから当たり前と言えば、それまでですが。 そこでふと思ったことなんですが、生きていることと死んでいることの差って、『流れ』の有無だと思いました。 人間だって血を初めとするあらゆる物が流れているからこそ生きていられる。それは他の動植物も同じで、その流れるものが生物の個体差によって違うだけです。 そう考えると、『流』という字がとても意味深なものに見えてきました。 それにしても。 死体って完全に止まっているから、まるで人形みたいなんですよね。棺桶に入れられている姿はケースに収まった人形を想像させられます。 死後の世界で人は神々のおもちゃとして遊ばれているのかもしれません。 ある意味、神に遊ばれているのは現実でも変わりませんが。
by naoya0320
| 2008-02-24 22:59
| リアル日記
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